事故火災
車両火災
◆焼損程度 普通乗用車1台全焼
- この火災は、朝の通勤時に自動車専用道路で発生したもので、道路は一時通行止めとなり、大渋滞を引き起こしました。事故はこのようにして発生したのです。Dさんは、いつものように仕事先に向かうため車を運転し、自動車専用道路を走行していましたが、突然、タイヤがパンクしてハンドルを取られ、スピンした車は中央分離帯のガードレールに衝突。さらに車は180度回転して、助手席側をガードレールに接触してやっと停車しました。放心状態の運転手は、しばらくエンジンをかけたまま車内にいたのですが、エンジンルームから煙が出だしたので、あわててエンジンキーを切り車の外へ避難しました。火災の原因としましては、バッテリー配線が車の衝突により短絡して火花が発生し、エンジンルーム内に漏れたガソリンに引火して火災になったものと思われます。
- 出火原因に基づく火災予防の教訓
まずは、事故が発生したら、焦らず冷静に行動することが大事です。エンジンキーを切って周囲の安全を確認し、速やかに車から離れて下さい。今回の火災でも、もしもドアが開かなかったり、横転して足が挟まれていたら、焼死していたかもしれません。
リコール火災
◆焼損程度 共同住宅1棟部分焼
- Fさんは夜中の1時頃、床に入りました。しばらくすると息苦しさを感じたため起きると、シェーバーの充電器付近が燃えていました。すぐに寝ていた奥さんと幼い子供を起こして、避難させました。燃えたシェーバーの充電器はリコール製品であり、Fさんの話によると、このシェーバーはリコール製品であることは知っていたそうですが、何年も何事も無かったので、メーカーに連絡しないまま使用していたとのことです。
- 出火原因に基づく火災予防の教訓
石油ファンヒーター、扇風機、ガス給湯器、カーボンヒーター等リコール製品は数多く身近に存在します。リコール製品を使用することで死亡事故も発生しています。Fさんの場合、火災を初期の段階で発見したため、事なきを得たのですが、もし、気がつくのが遅れていたらと考えるとゾッとします。自分が使用している製品がリコール製品であると判った場合、いままで正常に使用していても即刻使用を中止し、メーカーに連絡しましょう。
着衣着火
◆焼損程度 木造瓦葺2階建住宅1棟ぼや、負傷者1名(重症)
- この火災は、仏壇の灯明が着衣に着火し、火傷を負ってしまった火災です。一人暮らしのGさんは、いつものように、朝早く起きて仏壇にお参りをしようと、仏壇のローソクに火をつけました。次に、ローソクの奥に置いてある花立の手入れをしようと、仏壇の奥へと手を伸ばしました。すると、先ほど火をつけたばかりのローソクの火が着ていた衣類(パジャマ)に燃え移りました。火が着衣についていることに、しばらくしてから気づいたGさんは、あわてて、台所へと行き、流し台の水を使って火を消しましたが、右半身に火傷(重症)を負ってしまいました。
- 出火原因に基づく火災予防の教訓
今回の火災は、着衣が燃え出したために発生した火災で、この種の火災は毎年発生し、最悪の場合、死亡に至った事例も発生しています。なお、着衣着火の火災は、年齢に関係なく発生しており、関係者に状況を尋ねますと、「着ている衣類が簡単に脱げなかった、なかなか火を消せなかった」とも聞きますので、十分な注意が必要です。特に、高齢者の場合、着衣着火を防止する手立てとしては、防炎性能のある衣類に変えることでも十分に防げると思いますので、防炎性能のある衣類の購入をご検討ください。





