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2009長崎ペーロン選手権大会 決勝戦
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今年の長崎ペーロン選手権大会は7月31日(土)・8月1日(日)に長崎港内(松ヶ枝国際観光埠頭)で開催されます。
白龍(パイロン)から語源が来ているといわれているペーロンは、もとは中国から伝えられたものです。今から三百数十年前に長崎で最初のペーロン競漕が行われたことになります。
5月からお盆頃まで各地、各町内で大会が催されます。掛け声やドラや太鼓の音に胸が踊ります。
海上練習は大会2週間前と規制があり、選手は12月から陸トレ、丘ペーロンできつい練習に耐え、数分間のレースに鍛えあげた全身全霊をかけます。
毎年25地区ほどで地区大会が行われ、各地区の代表チームが2日目の長崎港に集い、長崎ペーロン大会の覇者を競います。岸壁に群がる観客は、チームカラーの旗を振り、声を限りに応援します。興奮と絶叫の渦が真夏の空に舞い、松ヶ枝埠頭を熱くします。
大会1日目は中学生・女性・職域のレースが行われます。
舟の長さ約13.6mで往復1,150メートルをドラ、太鼓に合わせて、弓形の細長い船に約30人が乗り競漕をします。漕ぎ手26人、太鼓、ドラ、舵取り、あかくりが各1名乗り込みます。
太鼓とドラはリズムを取ります。打ち方一つで櫂裁きも違ってきます。スタート、追い込みなどレース展開で異なり、漕ぎ手の掛け声もいろいろあります。舵取りには経験と感が必要です。特に折り返し地点では舵取りの腕次第で勝負が決まります。漕ぎ手が持つ櫂は座る場所によって長さが違います。水の抵抗を抑えるためにペーロン舟が弓形になっているので、水面までの距離が違うためです。
おもてに乗り込む漕ぎ手はホープです。誰もが一番櫂(いちばんがい:船首の漕ぎ手)に憧れます。
あかくりは舟に溜まった海水を汲み出す人です。どれも重要な役割です。
レースの見どころは、止まっている状態から動かす一番力がいる「スタート」と折り返しの樽を廻ってからの立ち上がりの勝負どころです。
ペーロン舟の造船技術の向上もですが、何といっても漕ぎ手の気持ちが原動力となっていることは言うまでもありません。全員の櫂が見事に揃わないと、いくら個人の力が秀でていても進みません。
皆の力が一つになって、舟をぐんぐん進ませます。どんなにきつくても目にしぶきが入っても、舟の縁に体をぶつけようとも、何があっても漕ぐ手は決してやめません。仲間に迷惑をかけるからです。
手は傷だらけ、足はつり、腰は悲鳴をあげる。波や舟の反撃にも負けず全力で漕ぎ続けます。死ぬほどきついですが、声を出すと皆の櫂も揃い、覇気も高まります。どうしそこまでするの?
熱狂的な応援を背に受けると「地元や会社の期待に応えたい」、「応援してくれる人達に喜んでもらいたい」という気持ちがわいてきます。皆同じ思いで漕いでいる仲間がいるから、この仲間と勝利をともに味わいたいと湧き出てくるパワーからなのでしょうか。
いまどきの若者も怒られながらも練習に励み、漕ぎ終わった感想は・・・「超きもちい〜い。」
ペーロンの魅力にとりつかれた様です。かけがえのない経験、この上もない達成感を味わうひと時。
ベテランも初心者も観客席もみんな晴れ晴れしい、爽やかな顔。こうやって伝統行事が受け継がれていくのでしょう。
一人が皆のために、皆が一人のために櫂を合わせ、力を出し切り、漕ぐ。
one for all, all for oneの精神は世界共通です。
会場にきて、ぜひペーロンを間近で体感してください。
大会当日、体験ペーロンができます。無料観覧船も運航され、海からの観戦もお楽しみいただけます。
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| 全長14m弱 重量650kg |
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