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「長崎市立学校通学区域審議会」審議結果(議事録)

日時 平成20年08月20日 13:30〜
場所 長崎市立図書館
新興善メモリアルホール
議題 学校選択制の検証について(答申案審議)
審議結果 (委員)
諮問について議論を重ねてまいりましたが、本日でできれば答申案を作りたいと思っております。それでは、答申案と答申B案について、事務局から内容の説明をお願いします。

(事務局)
答申案も答申B案も構成としましては1枚目にこれまで御審議いただきました内容を大きくまとめているものでございます。2枚目以降に審議経過を記載しております。
それでは答申案を読ませていただきます。
学校選択制は、平成17年度の新入学生から導入し4年が経過し、児童生徒とその保護者の約8割の方に支持されている。「学校の活性化」や「通学の利便性が図れる」という教育的効果を維持するために、当審議会としては、現行の学校選択制を継続させるとともに、さらによい制度となるよう、次の2項目を提言します。
学校選択制改善への提言。
 児童生徒数に大幅な変動のあった学校について。
 学校選択制導入後、児童生徒数の増減によりPTA活動や部活動に支障が生じたという指摘がある。学校選択制によって、児童生徒数が増加した学校については、「受け入れ人数」を十分に精査し、適正規模を維持することに努めるとともに、児童生徒数が減少した学校については、学校選択制の目的の一つである「特色ある学校づくり」が、一層推進できるよう教育委員会として十分配慮すること。
学校と地域との連携について。
学校選択制導入後、隣接する学校から通学したり、逆に、隣接する学校へ通学したりする児童生徒が増えたことにより、地域団体の活動がやりづらくなり、学校と地域との関係が希薄化したという指摘がある。学校の教育活動は、地域の連携なくして成り立たないのは、従前からもこれからも変わることはない。今後は、これまで以上に、地域団体の行事案内等を児童生徒へ提供して、学校や地域の枠を超えて、多くの児童生徒が、地域行事に参加するよう指導し、地域と学校との連携がより強化できるようにすること。
なお、長崎市の学校選択制は、「隣接校方式」で実施されている。そのことについては、十分市民に周知はなされているが、学校選択制の趣旨や目的(特色ある学校づくり、通学の利便性の確保)や基準(原則徒歩による登下校)については、十分理解されているとはいえず、学校を選ぶ際の保護者や児童・生徒及び関係機関に意識の差が生じている。
今後は、学校のみならず、機会を捉えて広く市民に学校選択制について説明し、理解を深めていただく努力が必要である。
特に、児童・生徒や保護者に対しては、学校を選択する際、学校選択制の目的に沿った選択をされるよう趣旨や基準等を十分に説明することが必要である。
当審議会での審議経過については、「学校選択制の審議経過」に取りまとめているので参照されたい。
以上が答申案です。
次に、答申B案を読ませていただきます。
課題の解決を含む改善を行いつつ学校選択制を継続する。
理 由
1 児童・生徒及びその保護者の約8割が、学校選択制を支持していること。
2 学校の活性化が促進されていること。
3 通学の利便性の確保がなされていること。
4 指摘される課題については、制度の運用の工夫によって解決が可能なこと。
5 制度の継続によって学校の特色づくりが進行し、学校教育の質的充実が図られていること。
 指摘される課題の解決に向けた方策等。
a 児童・生徒数の大幅な変動について。
 学校選択制の導入後、児童・生徒数が大幅に増大する学校と減少する学校が顕著になり、PTA活動や部活動に支障があるとの指摘がある。これに対しては次のことを徹底する。
 ア 児童・生徒数が増大している学校においては、受け入れ人数を精査し、学習環境の悪化をきたさない適正規模の維持につとめること。
 イ 児童・生徒数が減少している学校においては、より一層の特色化に取り組み学習効果を挙げる工夫を行うこと。また、教育委員会はそれを全面的に支援すること。
b 学校と地域の連携の衰退について。
 学校選択制の導入後、地域団体の活動や学校と地域の連携に陰りが見られるとの指摘がある。これに対しては次のことを行う。
 ア 学校選択制を利用する場合には、地域団体の活動に積極的に参加することを指導する。
 イ 地域団体の行事案内等の広報を隣接校を含む通学区域に十分に行い、従来以上にその活動に児童・生徒が参加するよう指導する。
c 学校選択制の周知について
 学校選択制の市民への周知が不足しているとの指摘がある。この改善のために次のことを行う。
 ア 学校選択制のねらいを十分に理解していただくために、学校任せにせず、機会を捉えて教育委員会がその趣旨(通学の利便性の確保、特色ある学校づくり)や、選択制利用基準(原則徒歩による登下校など)を市民に説明する。
以上が答申B案でございます。

(委員)
どうもありがとうございました。質問がございましたらお願いします。

(委員)
答申B案は割と具体的に何をしなければならないというのはありますが、指摘される課題の「b ア 積極的に参加することを指導する」で誰がするのかとか、ちょっと分かりにくいなと思いました。
 答申案の「学校と地域との連携について」も、誰が何をするのかはっきりしない。もっと詳しく、分かりやすく書かないとだめかなと思います。
 また、原則徒歩の原則はとれないものですか。

(委員)  
学校選択制を利用するときの手続きは、学校にそのまま申し込めばいいんですか。

(事務局)  
学校に申請をすることとなっています。

(委員)  
そうすると希望する学校で、地域団体の活動に積極的に参加していただかなくちゃ困るという指導を行うことになると思いますし、答申にそれを書くということであれば、ここに書いていいかと思います。
 ただ答申にどこまで書くかというのはあります。一般的に書いて、どうやって実現していくかは施策の中できちんとやっていただかなきゃいけないですし。
施策の中でやることまで、この答申の中にどんどん書いていくかどうかというのは、また別の問題ですので、どちらがいいのかということは事務局で考えていただければと思います。
学校で指導するとするか、そのままにしておくか、それはどちらでもいいと思いますが、一番効果的な方法がとれればいいのかと思います。
 また、原則徒歩というのが、原則をはずしたときにどうなのかということもあります。4qといったときに4.05qをどうするかというのもありますし、なかなか難しい。パンフレットの中に、徒歩通学を原則とし、距離の目安としては4q、と書いていただいていいんじゃないかなと思います。

(委員)
小学校と中学校の基準を多少変えたほうがいいと思います。

(委員)
僕の記憶が間違ってなければ距離は小学校が4q、中学校が6qだったと思います。そこをパンフレットの中に書けばいいわけですから、それはやぶさかではないです。

(委員)
申し込んでこられた時、小学校は小学校で、中学校は中学校でそれなりの方法で指導すれば程度の違いとか、通学距離が小学校の場合なら4q、中学校なら6q等、小中別の指導というのはできるんじゃないかなと思いました。

(委員)  
実際、学校は指導できますか。

(委員)
 隣の学校に行きたいと希望を出す時に、希望の用紙を行きたい学校に出しません。行く学校に出すんだったら、持ってきた時にその受け入れる学校が、「うちの学校はこうだからこういうふうにしてください」というお話しができるんですが、隣の学校に行く人の分をその校区の学校が受け取りますので、そこは検討ができるんじゃないかと思っています。

(委員)  
学校で指導すればといわれましたが、自分の学校にきてもらえる方だったら指導できますが、よその学校に行かれる方への指導はしづらいです。その時は、「どういう理由で隣の学校に行かれるんですか」としか聞けないんですよね。

(委員)  
行きたいという学校に書類が出ないのでは、なかなか指導しにくいということですね。だから手続き的には、学校に持って行くか、もしくは教育委員会を通すことも考えられると思いますが、いかがですか。
全体として700をこえる申請があるということであれば、希望する学校に書類を持って行って、校長がそれを指導するという形が一番確実だと思います。

(委員)
保護者が学校を選択する時に、このリーフレットの「学校を選択する際の注意」というところをものすごく何回も読みました。
これは教育委員会から出しているものなので「PTAに協力してください」と書くのはおかしいのかもしれませんが、選ぶ際にはそういうことに協力するようにしましょうというようなことを注意のところに入れるのも、1つの手かと思います。

(委員)  
リーフレットの中に、1つは4q6q、原則として通学距離の目安は小学生は4q、中学生は6qですよということを盛り込むという意見が出ていますが、それを盛り込むこととしてよろしいですか。
 他には、学校行事に積極的に参加していただきたいとか、学校及び地域行事に積極的に参加していただきたいという文言をリーフレットの中にいれる、ということでよろしいでしょうか。

(委員)
 何のための選択制かという文言をリーフレットに入れる必要はないでしょうか。

(事務局)
 選択制の意義をリーフレットに載せるというのは大変大事なことだと思いますが、どういう項目を載せるかを御審議いただければと思います。

(委員)
 どういうところを入れたらいいと思いますか。

(委員)
 書くとしたら二つの大きな意義かと思います。1つは通学の利便性。もう1つは学校の活性化だろうと思います。

(委員)
 私は今ここに書いてある文章でいいんじゃないのかなと思います。

(委員)
 このご案内の最初で「市立小中学校は住んでいる所で入学する学校(指定学校)が定められています。学校選択制は入学に際し、お子さんや保護者が自分で希望し、指定学校以外の学校への入学を選択できる制度です。」とこの制度を説明しているわけですね。私はこれが一番いい表現だと思います。

(委員) 
 それでは冒頭の文章につきましては制度を述べたものとしてそのままにし、そして「学校を選択する際の注意」のところは、先ほど出た意見を入れた形に変更していくということになるかと思います。
 リーフレットをかなり修正をするというところで合意をいただきました。
また、学校選択制の答申案と答申B案が二つございますが、いかがでございましょうか。

(委員)  
答申案を見たときに、文章表現で多少分かりにくいので箇条書きにすればどうだろうか、とそういう気持ちでいたものですから、私は答申B案の方がいいんじゃないかと思っております。

(委員)
 いかがでございましょうか。

(委員)
まったく私もそのようにこれを拝見して感じておりました。答申B案が箇条書きに書いてあって具体的に理解しやすい。答申のフォームというのが文章表現じゃないといかんということでもないようですし、私も答申B案のほうに賛成いたします。

(委員)
 ではB案の形にしたいと思いますので、もう一度内容を精査していただければと思います。
 今出ているのは、学校選択制の周知のところで、市民に説明するというところですが、これはリーフレットを改訂するという形になるかなというふうに思います。
それから手続きを2度行うというところをどこに入れたらいいか、cに入れたらいいのか、bに入れたらいいのかということなんですが、いかがでしょうかね。
bのアのところを、積極的に参加することを受け入れ学校の校長が指導するという形でよろしいでしょうかね。そうすると指導者が明確に分かりますし、今までの意見を踏まえるとそういうふうになるのかなと思います。
 それでは、答申B案を修正したのもをもう一度読んでみましょう。読んでみておかしいところがあれば言ってください。
 学校選択制の検証について(答申)。
 本審議会は、平成20年6月2日付長教学第285号により、諮問のあった「学校選択制の検証」に関する案件について、関係団体からの意見を聴取して慎重に審議し、検証を行いましたので、次の通り答申致します。
「課題の解決を含む改善を行いつつ学校選択制を継続する。」
理 由
 @ 児童・生徒及びその保護者の約8割が、学校選択制を支持していること。
 A 学校の活性化が促進されていること。
 B 通学の利便性の確保がなされていること。
 C 指摘される課題については、制度の運用の工夫によって解決が可能なこと。
 D 制度の継続によって学校の特色づくりが進行し、学校教育の質的充実が図られていること。
指摘される課題の解決に向けた方策等
a. 児童・生徒数の大幅な変動について
   学校選択制の導入後、児童・生徒数が大幅に増大する学校と減少する学校が顕著になり、PTA活動や部活動に支障があるとの指摘がある。これに対しては次のことを徹底する。
 ア 児童・生徒数が増大している学校においては、受け入れ人数を精査し、学習環境の悪化をきたさない適正規模の維持につとめること。
 イ 児童・生徒数が減少している学校においては、より一層の特色化に取り組み学習効果を挙げる工夫を行うこと。また、教育委員会はそれを全面的に支援すること。
b. 学校と地域の連携の衰退について
   学校選択制の導入後、地域団体の活動や学校と地域の連携に陰りが見られるとの指摘がある。これに対しては次のことを行う。
ア 学校選択制を利用する場合には、地域団体の活動に積極的に参加することを受け入れ学校の校長が指導する。
イ 地域団体の行事案内等の広報を隣接校を含む通学区域に十分に行い、従来以上にその活動に児童・生徒が参加するよう指導する。
c. 学校選択制の周知について
学校選択制の市民への周知が不足しているとの指摘がある。この改善のために次のことを行う。
 ア 学校選択制のねらいを十分に理解していただくために、学校任せにせず、機会を捉えて教育委員会がその趣旨(通学の利便性の確保、特色ある学校作り)や、選択制利用基準(原則徒歩による登下校など)を市民に説明する。
  イ リーフレットを改訂し、保護者に対してより分かりやすい周知を図る。
という形でいかがでございますか。
 このイのところのリーフレットの改訂というのを新たに入れようかと思いますが。その時にはもちろんアの項目をですね、原則の登下校4q6qというものはリーフレットの改訂のところにいれるという形でございますが、いかがでございましょうか。
 Cのところにイが増えて、リーフレットを改訂し、保護者に対してより分かりやすい形での周知を図る、という形でございます。
以上が答申案になりますが、聞いていて素直に入りましたでしょうか。

(委員)
 内容は結構だと思います。ただ、番号が、@ABがあったり、abcがあったり、アイウがあったりしています。大体、学校では学習指導要領の順序で、裸の1があり、カッコ1があり、でそういう順序になっているんですが、これに特別意味がなければそうされてもいいんじゃないかなと思いました。

(委員)
体裁等については、答申案に適切な形での体裁にすると。内容はこのままでございますが、体裁の問題でございます。

(委員)
表記でちょっと気になったんですが、指摘される課題の解決に向けた方策等の中のaのアです。
「児童・生徒数が増大している学校においては、受け入れ人数を精査し、学習環境の悪化をきたさない」という表記ですと人数が増大すると何か悪化をきたすようなイメージがあるので、ここの表記を「精査し、学習環境を保持するために、適正規模の維持に努める」としたらどうかと思いました。これも表記の問題ですが。

(委員)
「学習環境を保持するために適正規模の維持に努める」という形でよろしゅうございましょうか。その他にございませんでしょうか。

(委員)
C 学校選択制の周知についてのアの「学校選択制のねらいを十分に理解していただくために」というところだけ、非常にへりくだった表現になっていますが。

(委員)
「理解していただく」というところだけが、非常にへりくだった形になっておりますので、そこのところの表現を少し変えるということですが、これは、事務局に任せるという形でよろしゅうございますか。他にございませんでしょうか。よろしいですね。
 では、この答申の字句の多少の修正等につきましては、事務局に任せるという形でよろしゅうございましょうか。
 それではそういう形で学校選択制の答申を出したいと思います。
 5回にわたる暑い中での審議に、真摯に協議していただきまして本当にありがとうございました。作って4年目になるわけでございますけれども、様々な要因が絡んでなかなか、最初の答申の時のような絵図がなかなか描けてない部分もございましたが、流れ的にはやはり市民の方々に理解していただいてきているのではないかなと思います。
 長崎市がせっかく手にした1つの政策でございますので、これをより充実する形で我々も協力したいと思っておりましたが、答申の中でそれが1つでも実現できたのではないか、と会長として非常に喜んでおります。
 できますれば、これを、それぞれの関係する諸団体にその旨を徹底していただければ、よりそれが効果的になるのではないかなというふうに思っております。また、市の教育委員会におかれましては、この答申を真摯に受けていただいて改善できるところから必ずやっていただくということでお願いをしたいと思っております。
 長い間本当にありがとうございました。これでこの審議会は一応閉じまして、事務局にマイクをお渡ししたいと思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

(事務局)
それではただ今の答申につきましては、会長と連絡を取りまして一部修正をさせていただきます。
本当に長い間ありがとうございました。お疲れ様でした。



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